シネマレイでは2023年8月より、VPSを使用した新たなるARコンテンツの研究開発を進めています。

VPSとはVisual Positioning System/Serviceの略称で、GPSと様々なデータと組みあわせることで、ARコンテンツの表示精度をより高度化し、没入感を高められるシステムです。特定の建物に AR オブジェクトを貼り付ける、現実の物体をさけて表示する「オクルージョン表現」も可能になります。

今回の開発ではGoogle ARCore Geospatial APIを活用したVPS Androidアプリ開発を行いました。

■Google ARCore Geospatial APIを活用したVPSの研究開発
APIより座標データを取得し、スマートフォンのカメラを通して、ビルや街並みを認識。現実空間に重なるように様々なコンテンツを表示します。
ビル屋上に降り立つキャラクター、ビルの周囲を囲むエフェクトアニメーション、ビル壁面のディスプレイなど。今回、オクルージョン表現も用いることで、より現実空間に溶け込んだVPSコンテンツの配置が実現可能となりました。

また、本研究ではAndroid アプリとしての開発となりますが、引き続きWebARでも同様の機能を提供するための研究開発を進めております。

オクルージョン表現を最大限活用するには、あらかじめARオブジェクトを表示する場所の座標を指定する、または点群データ（空間スキャン）を用いることなども必要になります。これらにより、精度がより高まり、場所ごとに異なるオブジェクトの表示ができます。1か所でのご提供はもちろん、街なかやイベントのまるごとVPS化など、幅広いシーンでのご活用を見込んでおります。


シネマレイではインタラクティブコンテンツを長年開発しております。ARおよびVPSを活用した効果的な演出や技術をコンテンツ企画からプロデュース致します。
スマートフォンアプリ、WEBアプリなど様々なデバイス・システムに対応いたします。
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