今話題のVRで用いられるコンテンツやスマホには欠かせないアプリ・ゲームを開発する上で必須とも言えるソフトウェアの「ゲームエンジン」ですが、巷には数多く存在し、その特徴も様々です。
今回は代表的な4つのゲームエンジンと変わり種のゲームエンジンを紹介したいと思います。
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■Unity 5
http://japan.unity3d.com/
ゲームエンジン代表格の1つであり、Unity社が開発しています。
Windows、Mac OS X、Linux、Android、iOS、Windows Phone、Tizen、PlayStation4、PlayStation Vita、Xbox One 、WiiU、3DS、Android TV、tvOS、WebGLなど多くのハードに対応するクロスプラットフォーム開発環境です。
年商10万USD以下であれば無料で利用でき、それ以上はライセンスに応じた月額使用料が必要となります。
開発言語としてはC#、JavaScriptに対応しています。
日本語の解説や記事が非常に豊富で、書籍なども充実しています。
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■Unreal Engine 4
https://www.unrealengine.com/ja
Unity 5と双璧をなすEpic Games社が開発しているゲームエンジンです。
Windows、Mac OS X、Android、iOS、PlayStation4、PlayStation Vita、Xbox One 、WiiUなどこちらも多くのハードに対応するクロスプラットフォーム開発環境です。
映像用途、非商用用途であれば無料で利用でき、商用利用の場合はロイヤリティとして利益の5%を収める必要があります。
開発言語としてはC++に対応していて、ノードベーススクリプティングによる開発が出来ます。
Unity 5同様、日本語による解説や記事、書籍などが充実しています。
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■CRY ENGINE V
https://www.cryengine.com/
Crytek社が開発しているゲームエンジンです。
“Pay What You Want”というデベロッパーが支払いたい金額(0円から選択できます)を支払い、ロイヤリティフリーで利用する事ができます。
Windows、Linux、PlayStation4、Xbox Oneに対応するクロスプラットフォーム開発環境で、C++、C#に対応していて、ノードベーススクリプティングによる開発が出来ます。
日本語の解説や記事が少ないため学びづらい印象ですが、動画チュートリアルなどが豊富にあります。
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■OROCHI 4
http://www.siliconstudio.co.jp/middleware/orochi/
今回紹介する中で唯一の国産、シリコンスタジオ社にて開発されているゲームエンジンです。
Windows、PlayStation4、PlayStation Vita、Xbox 360といったゲーム用ハードに対応してします。
同社が提供しているレンダリングエンジン「Mizuchi」に差し替える事で非常に高品質なリアルタイムレンダリングを実現できます。
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■Atomic Game Engine
http://atomicgameengine.com/
MITライセンスにて公開されている変わり種のゲームエンジンです。
Windows、Mac OS X、Linux、Android、iOS、WebGLに対応するクロスプラットフォーム開発環境で、C++、JavaScript、TypeScriptに対応しています。
サンプルプロジェクトも豊富に用意されており、作りを理解しながら進められます。
MITライセンスにて公開されているため、無料で商用利用できます。
日本語の解説や記事はほぼ存在せず、オフィシャルサイトを見て学ぶ必要があります。
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他にも、特徴あるゲームエンジンが多々ありますが、代表的な物と変わり種をご紹介させて頂きました。
どのゲームエンジンも日々進化を続けており、レンダリングの美しさだけではなく制作をより早く、安定した動作となるよう変化を続けていますので制作物に最適なエンジンを選択していく必要があります。
弊社では、お客様の求める品質にお応えするべく研鑽に努めております。
>アプリ開発
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この記事の筆者
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Programmer
西脇