こんにちは。シネマレイの水野です。
今年は「VR元年」といわれ、テレビで特集が組まれたり一般にもVRの注目が集まっています。
弊社でもVRについてお問い合わせいただくことが増え、その注目ぶりが伺えるようです。
ところでVRは何の略かご存知ですか?
バーチャルリアリティ(Virtual Reality)、日本語では仮想現実と訳されます。バーチャルリアリティや仮想現実という言葉自体はそれほど新しいものではないため、既に知っているという方もいらっしゃるかと思います。
では、なぜ今になってこんなにもVRが騒がれているのか。
それは、
・技術の進歩
・ヘッドマウントディスプレイを始めとしたデバイスの登場
が主な理由です。
--------------
■技術の進歩
その最たるもののひとつが360度ムービーや全天球動画といわれる映像です。
撮影、編集、再生技術が進歩したことで、これまで一方向でしか見れなかった映像が、画面を右に向ければ右側が見えるというように画面に追随し360度あらゆる方向を見渡せる臨場感の得られる映像が制作・視聴できるようになりました。
360度動画については弊社ブログの別記事で取り上げておりますのでそちらをご覧ください。
>今がアツい!多様化する360度動画コンテンツ5選
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■ヘッドマウントディスプレイを始めとしたデバイスの登場
360度動画はスマホやパソコンで見ることができますが、一番の醍醐味はヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使った視聴です。視界を覆うことで、まるでその場にいるような没入感を得ることができます。
またHMD以外にも、映像内のものに触れる・動かすといった動作を可能にするグローブ型コントローラーや、衝撃や風を感じることができるスーツ型デバイスなどが開発されています。
今回は数あるデバイスの中から、弊社が所有しているHMDをご紹介します。
1) Oculus Rift
現在のVRブームの火付け役ともいえるOculus Rift。
これまでのHMDと違い視野角が飛躍的に広くなったこととヘッドトラッキングの精度の高さで没入感を増すことに成功しました。
現在までに開発キットのOculus Rift DK1、Oculus Rift DK2、製品版のOculus Riftが製造されています。
Oculus Riftはパソコンと接続し動作させますが、使用するパソコンには制限があります。
参考リンク
https://www.oculus.com/ja/
2) Gear VR
サムスンが販売しているHMDで、同社のスマートフォンGalaxy Note5/S6 edge+/S6/S6 edgeをセットすることで動作します。
先述のOculus Riftと違いパソコンと接続する必要がないためコードレスで使用できる手軽さがあります。
Oculus Riftより視野角は狭くなりますが、DK2に比べると高画質な映像が楽しめます。
参考リンク
http://www.samsung.com/jp/product/gearvr/#gear-vr
3) ハコスコ
頭に固定できない(できるのもあります)ため、ハコスコのサイトではHMDではなくスマホVRビューワーと表記されています。
Gear VRのようにスマホをセットする必要がありますが、条件を満たしていれば機種は問わない凡用性の高さが特徴です。
また、ダンボール製のため安価であり、オリジナルプリントを施すことができるのでプロモーションなどにも活用されています。
参考リンク
http://hacosco.com/
--------------
■VRの今後
日本よりVRが盛んなアメリカで2016/4/16~21に開催された世界最大の放送機器展NAB SHOWへ弊社代表と映像スタッフが視察に行ってきました。
そこで展示されていたVR関連機材をいくつかご紹介します。
360Helios
弊社も所有している全天球撮影のためのGpPro用リグを制作している360Herosの製品です。
こちらはGoProではなくプロ仕様のBlackmagicのカメラが使われています。
Blackmagicを用いることでRAW撮影が可能となり、HDR映像が作成できるようになります。
参考リンク
http://www.360heros.com/
OZO
NOKIAが販売しているプロ仕様の360度カメラです。
このカメラの凄いところはオートスティッチとライブストリーミングが可能なことです。
ただ機能に比例してお値段も凄いことになっています。
参考リンク
https://ozo.nokia.com/
--------------
今回のNAB SHOWで度々用いられていたキーワードがあります。
more pixel, or better pixel
2Kから4K、そして8Kへとより高解像度、つまり画素数の向上(more pixel)を目指すのか。
それとも、HDR(High Dynamic Range)のような高情報量、つまり再現領域の拡大(better pixel)を目指すのか。
弊社では動向を見極めながら、これからも新しい技術を積極的に取り入れ邁進していきたいと考えております。
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この記事の筆者
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General affairs
水野
今年は「VR元年」といわれ、テレビで特集が組まれたり一般にもVRの注目が集まっています。
弊社でもVRについてお問い合わせいただくことが増え、その注目ぶりが伺えるようです。
ところでVRは何の略かご存知ですか?
バーチャルリアリティ(Virtual Reality)、日本語では仮想現実と訳されます。バーチャルリアリティや仮想現実という言葉自体はそれほど新しいものではないため、既に知っているという方もいらっしゃるかと思います。
では、なぜ今になってこんなにもVRが騒がれているのか。
それは、
・技術の進歩
・ヘッドマウントディスプレイを始めとしたデバイスの登場
が主な理由です。
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■技術の進歩
その最たるもののひとつが360度ムービーや全天球動画といわれる映像です。
撮影、編集、再生技術が進歩したことで、これまで一方向でしか見れなかった映像が、画面を右に向ければ右側が見えるというように画面に追随し360度あらゆる方向を見渡せる臨場感の得られる映像が制作・視聴できるようになりました。
360度動画については弊社ブログの別記事で取り上げておりますのでそちらをご覧ください。
>今がアツい!多様化する360度動画コンテンツ5選
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■ヘッドマウントディスプレイを始めとしたデバイスの登場
360度動画はスマホやパソコンで見ることができますが、一番の醍醐味はヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使った視聴です。視界を覆うことで、まるでその場にいるような没入感を得ることができます。
またHMD以外にも、映像内のものに触れる・動かすといった動作を可能にするグローブ型コントローラーや、衝撃や風を感じることができるスーツ型デバイスなどが開発されています。
今回は数あるデバイスの中から、弊社が所有しているHMDをご紹介します。
1) Oculus Rift
現在のVRブームの火付け役ともいえるOculus Rift。
これまでのHMDと違い視野角が飛躍的に広くなったこととヘッドトラッキングの精度の高さで没入感を増すことに成功しました。
現在までに開発キットのOculus Rift DK1、Oculus Rift DK2、製品版のOculus Riftが製造されています。
Oculus Riftはパソコンと接続し動作させますが、使用するパソコンには制限があります。
参考リンク
https://www.oculus.com/ja/
2) Gear VR
サムスンが販売しているHMDで、同社のスマートフォンGalaxy Note5/S6 edge+/S6/S6 edgeをセットすることで動作します。
先述のOculus Riftと違いパソコンと接続する必要がないためコードレスで使用できる手軽さがあります。
Oculus Riftより視野角は狭くなりますが、DK2に比べると高画質な映像が楽しめます。
参考リンク
http://www.samsung.com/jp/product/gearvr/#gear-vr
3) ハコスコ
頭に固定できない(できるのもあります)ため、ハコスコのサイトではHMDではなくスマホVRビューワーと表記されています。
Gear VRのようにスマホをセットする必要がありますが、条件を満たしていれば機種は問わない凡用性の高さが特徴です。
また、ダンボール製のため安価であり、オリジナルプリントを施すことができるのでプロモーションなどにも活用されています。
参考リンク
http://hacosco.com/
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■VRの今後
日本よりVRが盛んなアメリカで2016/4/16~21に開催された世界最大の放送機器展NAB SHOWへ弊社代表と映像スタッフが視察に行ってきました。
そこで展示されていたVR関連機材をいくつかご紹介します。
360Helios
弊社も所有している全天球撮影のためのGpPro用リグを制作している360Herosの製品です。
こちらはGoProではなくプロ仕様のBlackmagicのカメラが使われています。
Blackmagicを用いることでRAW撮影が可能となり、HDR映像が作成できるようになります。
参考リンク
http://www.360heros.com/
OZO
NOKIAが販売しているプロ仕様の360度カメラです。
このカメラの凄いところはオートスティッチとライブストリーミングが可能なことです。
ただ機能に比例してお値段も凄いことになっています。
参考リンク
https://ozo.nokia.com/
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今回のNAB SHOWで度々用いられていたキーワードがあります。
more pixel, or better pixel
2Kから4K、そして8Kへとより高解像度、つまり画素数の向上(more pixel)を目指すのか。
それとも、HDR(High Dynamic Range)のような高情報量、つまり再現領域の拡大(better pixel)を目指すのか。
弊社では動向を見極めながら、これからも新しい技術を積極的に取り入れ邁進していきたいと考えております。
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この記事の筆者
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General affairs
水野